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長谷川閑史 武田薬品工業代表取締役社長/経済同友会代表幹事

世界は変革の真っ只中にあります。

経済成長の牽引役が日米欧の先進国から、BRICsと言われるブラジル、ロシア、インド、中国を中心とする新興国に大きくシフトしています。経済規模で4割程度の新興国が、今後の経済成長の7割以上を創出する構図は、当面継続することが確実視されています。

さらに変革の大きな問題は、人口の爆発的な増加です。1950年で25億人であった世界の人口は、昨年10月に70億人を突破しました。更に2050年には90億人まで増加することが予測されています。人口増加は世界中で、様々な問題を引き起こします。大気汚染あるいは地球温暖化の問題に始まり、化石燃料の不足および高騰、水・食糧不足等です。

日本に視点を移しますと、経済はバブル崩壊後、「失われた20年」が過ぎ、依然としてデフレから脱却できず、GDPは減少傾向にあります。さらに、人口減少と高齢化の加速が経済成長に向かう我が国にとって厳しさに拍車をかけています。50年後の2055年には約9000万人以下に減少することが予測され、どの国も経験したことのないドラスティックな人口減少に直面することになります。

激しく変化する今の時代にあっては、未来を予測することは益々困難になってきています。このような変革期には、リーダーの役割が極めて重要になります。本学会が、強いリーダーシップを持ち、日本、組織を牽引する人材の育成に貢献することを期待します。