第2回GBJ賞表彰式を行いました
「GBJ賞」は、会員による優秀な著書および論⽂に対し、その業績を広く顕彰することを⽬的として、2021年度より設けられました。
第2回目は、2022年7月23日(土)第10回定時総会と同日にオンライン形式で行われ、受賞者には、表彰状、及び副賞として卓上置時計が送られました。
GBJ賞〔著書部門〕
タイトル:世界水準のホスピタリティ-組織行動学から見た理論と実践
著 者 :平林信隆 平林出版プロジェクト
会員の著書紹介
【授賞理由】
欧米企業の事例研究よりホスピタリティの要因を分析し、組織行動学の観点よりホスピタリティを理論的に体系化した上で、ホスピタリティの課題解決に向けた議論が展開されている。単に観光業のあり方を考察するということではなく、世界水準のホスピタリティというゴール的な主題を設定し、ゼミによる研究成果を成書としてまとめていることは高く評価できる。以上により、GBJ賞に相応しいと認められた。
GBJ賞〔論文部門〕
タイトル:地域志向とエコ通勤に着目した地域企業の社会的課題解決とワークモチベーション向上の両立可能性に関する研究
著 者:市森友明 西垣友貴 山田 忠史
地域志向とエコ通勤に着目した地域企業の社会的課題解決とワークモチベーション向上の両立可能性に関する研究
【授賞理由】
本論文は地域を従業員が暮らす社会的空間と位置づけるという特徴的な視点から、地域と企業を有機的に統合し検討する試みが行われている。特にワークモチベーションと社会的課題解決については、精緻なモデルを用いて分析が行われており、その分析結果について厳密かつ説得力のある議論が行われている。社会的課題と経営課題を両立する議論は理論的、実務的に意義が高く、GBJ賞に相応しいと評価した。