The Global Public Relations Handbook: Theory, Research, and Practice (3rd edition)
Takashi Inoue, Ph.D. (Co-Author), Krishnamurthy Sriramesh (Editor), Dejan Verčič (Editor)

最先端のグローバルなパブリック・リレーションズ(PR)を扱った共著本で、初版は2003年発行で今回は第3版。
28の世界のPR論文から構成される本書では、①PRと国際的な政治経済システム等との概念的なつながり、②国際的アクター(企業や政府、政府間組織、国際PR会社、ハッカーやテロリストなど非公式な活動グループ等)のPR活動、③気候問題・危機管理・SNSなどによる誹謗中傷等、全世界的なキーワードに関する議論などを含み、過去10年間の世界の変化を敏感にキャッチ。
井之上執筆のタイトルは、”A New Public Relations for Corporation in the World of Hyper-globalization”。その中で、グローバル化がこれまでの①経済的側面、にとどまらず、②世界を駆け巡るSNSの普及③AIやビッグデーターなどの破壊的な技術革新によって、ハイパー化し世界に大きな変革を促しており、様々なステークホルダーとのリレーションシップマネジメントが極めて重要となることを論じている。
本書は2020年、米国コミュニケーション学会よりPRIDE賞を受賞。

出版社 : Routledge