Depopulation, Aging, and Living Environments: Learning from Social Capital and Mountainous Areas in Japan
Kenji Tsutsumi(著)

本書は、過疎地域とそのような地域のソーシャル・キャピタルについて、実証的なフィールド調査をもとに展望したものである。 世界の先進国の中でも、日本は国土が非常に狭く、その7割近くが山間地域である。 国内では、大都市圏への人口・経済資本の集中と、山間部における多くの過疎地域や高齢化地域が見られ、特に高度経済成長期以降、非常に明確な地域格差が生じている。また、本書は、サイバー空間とフィジカル空間の融合によって経済発展が達成され、社会的課題が解決される第 5 段階の社会である Society 5.0 の時代に、先進国の縮小する社会に対して重要な示唆を提供している。

出版社:Springer